Anker PowerCore+ 10050 を ebay で購入した
QuickCharge 2.0 対応の Xperia X Performance を購入したので、対応したモバイルバッテリーを探す。
今までは SANYO製 → Panasonic製 と使ってきたが、最近は Anker というメーカーが評判良さそうなのでそのなかで選ぶことにする。 QC2.0以上の入出力対応でいい感じの容量のものとして、以下のものを候補にした。
- PowerCore 10000 with Quick Charge 3.0
- PowerCore+ 10050
今までの使用傾向から複数機器の同時充電はほとんどしないことがわかっているし、今使っているモバイルバッテリーもあるので、 出力1つのもので十分だと判断。 QC3.0対応のモノのほうが新しい製品のようだが、QC3.0対応製品持っていないし、PowerCore+の方がフラグシップモデルということで 高級感あるし、そちらを購入することに決めた。
ポケモンのせいで品薄
Amazonで購入しようとしたが、Amazonの在庫がなく、出品者からしか入手できない。 そしてその価格が、現時点でも¥9,300~¥15,048とかなりお高い。 この製品はAmazonで何度かセール対象になったらしく、最近では7月にもセールがあったらしい。 そういった記事を見る限り、通常価格は¥3,299らしい。
どうも Pokémon GO のせいでモバイルバッテリーがかなり売れているらしく、そのせいで在庫がないようだ。 ヨドバシでも扱っているようだが在庫がなく、以下の様な表示が。
■この商品の納期について
こちらの商品の次回入荷は2016年10月下旬を予定しております。商品が入荷次第、スピーディーにお届け致しますので、是非ご注文ください。
なお、ヨドバシの現時点での価格は¥3,670となっている。
ほかのオンラインショッピングサイトも同様に在庫がないようだが、馬鹿高い出品者から買うのは馬鹿らしいので、他の手を考える。
海外ならどうか
というわけで、amazon.co.uk を見てみるときっちり在庫がある。
が、"Sorry, we can't deliver this item to Japan" の文字が・・・
amazon.com も見てみると、こちらも在庫があり、特に送れないという表示もなさそう。
というわけで、amazon.com で購入するために、送料がどんなものなのか調べることにする。 Hakkutu というサイトで送料を確認できるようなので、 ここに B013HSQXZC という ASIN を入れてみると、なんと 発送NG の表示が。
航空危険物?
そもそもなぜ発送NGなのか、輸入禁止? と思って軽く調べた感じでは、リチウム電池が航空危険物とやらに指定されているらしく、 手続きが多少面倒らしいというような情報は得られた。輸入代行業者でもリチウム電池はNGだったりするみたい。
船便なら大丈夫だとか、でも個人向けでアメリカから船便はほぼ無いとか、 航空機でも貨物機なら大丈夫だとか、いろいろ情報はあるが、実際のところはよくわからない。
ebay ならどうか
と、ふと ebay を検索してみると Anker の直営店を発見。当然のごとく在庫あり。
Shipping の欄の Excludes を見ても Japan の文字はない。 $35.99+$9.0(送料) ということで、適正価格になっている。 航空危険物の件もあってちょっと不安ではあるが、ダメ元で買ってみることにした。
ebay を使ったことがなかったのでまずアカウントを作成、ついでに paypal のアカウントも作成し、
ポチってみた。これが8月4日夜のこと。
到着予定日は、"Estimated delivery Aug 18, 2016 - Sep 05, 2016" とあった。
その後、USPS(アメリカの郵便局)で発送されたのでトラッキングをこまめに見るが、
この画面から全く進展がない。
航空危険物で何かに引っかかったか、はたまたアメリカの配送はこんなもんなのかとか、 いろいろ考えていたら、ある日ポストに届いていた。これが8月11日のこと。注文してから1周間で届き、到着予定日より遥かに早い。
調べてみると、USPSのLから始まる追跡番号は日本国内でのトラッキングはできないらしい。また、トラッキングの最後にある "SAN FRANCISCO, CA 94128" でググってみると、 サンフランシスコ国際空港にある郵便局らしい。
届いたものの見た目はこんな感じ。
日本語のラベルなどが一切貼られていないものがポストにあるのは異様な雰囲気。
日本のどの運送会社が持ってきたのかも不明。やはり郵便つながりで日本郵便なんだろうか。
日数的にもトラッキングの最後の郵便局の感じからも航空機で輸送したのは間違いなさそうだが、 航空危険物の件はなにも問題なかったのだろうか。
梱包のラベルを見てみると、バッテリーの文字もリチウムの文字も何もない。
CN22 というのは税関告知書の種類らしいが、 気になるのはこの辺り
Category of item: Merchandise
Detailed Description of Contents: PARTS OF TELEPHNS, CELLPHNS,& OTH TRAN/R
HS Tariff Number: 851770
カテゴリーは商品、内容品詳細は(TRAN/Rがよくわからないが)電話の部品となっている。 "HS Tariff Number" というのは「輸出入統計品目番号」というものらしく、 調べてみると 851770 は「電話機及びその他の機器」の「部分品」らしく、内容品詳細はこれをそのまま書いている模様。
なるほど、外からはリチウム電池とは分からない。
開封
というわけで、開封する。
外箱はこんな感じ
USBケーブルとポーチもついてくる
30%くらいの充電状態で送られてきた。
写真ではわかりづらいが、残量表示のLEDは綺麗に光っている。
全体的に高級感があって非常に良い。
Panasonic QE-PL301 との比較
PowerCore+ 10050 の方が一回りコンパクトになっている。厚みは大差なし。
ちなみに、それぞれの容量はこんな感じ
(PowerCore+は 3.6V なので mAh 表記だとその分下駄を履いていることになる。3.7V 換算だと 9778mAh)
Anker
あとから調べたのだが、Ankerは中国の会社らしい。てっきりアメリカの会社かと思っていた。 中国というと大丈夫かな?となってしまうのが、普通の感覚だと思うのだが、 評判も悪くないみたいだし、届いた品も良さそうし、まずは使い込んでみようと思う。 今後使っていって問題がなければ、中国でも会社によっては良い物を出してくる、という考えに変わってくるような気がする。
参考:急速充電器やモバイルバッテリーで必ず目にするAnkerって何だ、中国企業って知ってた?Anker成功の秘密 - がじぇぶ GADGETY BLOG
他の中国の会社もAmazonで直販をやっていたりするが、特定商取引法に基づく表記を見ると問い合わせ先が 中国の携帯電話だったり、住所が中国になっていたり山梨の民家っぽいあたりになっていたりするので、 こういうところでは買わないように注意したい。