センニジュウヨン

意味なんてない

スイッチングハブを購入

手持ちのハブが手狭になったので新規購入した。 今まで 5ポートx2 構成だったところに 8ポート のものを追加。 これからは 8ポート をメインで使い、足りないときに古いもので補う形に。

以前のものも今回のものも、アンマネージド、メタル筐体、電源内蔵、ファンレス1000BASE-T 対応のもの。 それに加えて今回は50℃環境まで使えるものという条件を追加して、候補の中から安めのものを選択した。 10Gの可能性も探ってみたが、まだ高いしそもそも対応製品ひとつも持ってないのでやめておいた。

購入したのは ELECOM EHC-G08MN2-HJBAmazon にて ¥4,427(税込)。

メイン基板に電解コンデンサを使っていないとのこと(電源部分には使われているんだろう)。 それでも、50℃まで対応してるし、MTBF 78年だしそう悪くもなさそう。 そもそも家庭向けで MTBF 書いてあることが少ないのでちゃんと考えて作っている感はある。

それ以外の仕様は、EEE(IEEE 802.3az)対応(省電力機能)、ループ検出機能、あたりが使ってたものとの目立った違い。 EEEはよく知らないのだが、接続している機器が対応していなくても効くんだろうか。 効かない気がするが、対応機器あまり持ってなさそう。 ループ検出機能は使うことなさそう。

届いたものを開けてみて小ささに少し驚いた。 全体的なサイズ感では今まで使っていた 5ポート の一機種と同じくらいで(小さい方の機種には負けるが)、体積的にはむしろ小さい。

いまのところまずまず満足。

スイッチングハブの仕様の見方

以前購入した際にはテキトーに安いのを買っていたような気がするが、 改めていろいろ調べてスイッチングハブの仕様の見方をなんとなく把握したので雑多にメモ。

スイッチングファブリックとパケット転送能力を見れば規格の理論値を出す能力があるかどうかがわかる。 スイッチングファブリックは 1Gbps(1000BASE-T) * 2(全二重) * 8(ポート数) = 16Gbps 以上の能力があれば十分。 パケット転送能力は、1Gbps(1000BASE-T) / 672bit(最小フレーム+α) = 1488095.2381pps 以上の能力があれば十分。 ただし、これは 1ポートあたりなので、全体としては 1488095.2381pps * 8(ポート数) = 11904761.9048pps ≒ 11.9Mpps ということになる。 これらを満たせばワイヤースピード(ポート単位)だとかノンブロッキング(全体)だとか言えるらしい。 今回買ったものはこれらは満たしていた。2011年に購入した2機種は仕様表に記述がないものもあったが時期的には満たしてそう。 (2009年の記事で "現在のスイッチはほぼノンブロッキング" との記載がある)

その他に、レイテンシ等の要素もあるが、マイクロ秒レベルの話のようなので家庭用では関係なさそう(そもそも仕様表に載っていないことが多い)。 MACアドレス登録数も普通に4000とかあるので家庭用では関係なさそう。 ジャンボフレームも9000bytesかそれ以上に対応しているものばかりなので差別化にはならない(一部の機器だけ大きくしても無意味だし)。 AutoMDI/MDI-X、オートネゴシエーション、フロー制御(IEEE802.3x,バックプレッシャー)等は当然のように対応されている。 EAP,BPDU透過機能とかは昔の機種の仕様表には書いてないが、自分の用途では今後も必要とすることなさそう。

いろいろ調べてみたが、家庭でのカジュアルな使い方の場合、これらを気にする必要は一切なさそう。 最安値のものでも必要な機能が全部入っていて性能は最大になっている。 あえて最安値以外の製品を選ぶとしたら、寿命とか耐久性とか消費電力とかを値段とのバランスをみて考えるくらいしかない。

10G対応のものだと色々違ってくるんだろうが、10G高い。早く家庭用にも普及して安価になってほしい。