Xperia Z2 SO-03F の電池を自分で交換
Xperia Z2 SO-03F の電池が膨張して、おサイフケータイの機能が使えなくなってしまったので自力で電池交換をした記録。
交換前の状態
裏蓋が持ち上がってしまっている。NFCのアンテナが蓋側についているため、接触が断たれて使えなくなる。 ちなみに、蓋を押し付ければ接触が回復するらしく、かろうじて使用可能。
電池の持ちなどは体感としては変わらず。サービスメニューのバッテリーテストでも交換の必要はないと言われる。
2年前くらいに購入した端末だが、不良の原因はおそらく"Pokémon GO"。 Z2には荷が重いらしく、ポケモン稼働時はかなり熱くなっていた。
新品の調達
純正バッテリーの型番は "LIS1543EPRC" らしいので、そのあたりの情報なども使って検索。
Amazonなどにもあるが、互換製品は容量が減っているのが気になるし、高速充電をうまくできるかも心配。また、純正っぽいものもレビューを見ると中古が送られてきた、などと書かれているのが気になるところ。
どこで買っても多少リスクはありそうだが、今回はヤフオクで純正新品を謳っているものを購入することにした。その際、同様の品をたくさん捌いていそうな出品者を選んだ。
購入価格 : ¥2,140 = ¥1,980 + ¥160(送料)
入金してから4日後には商品が到着。
届いた品はこんな感じ
分解キットもついていた。
まずはバックアップ
X Performance を買ったので Z2 はサブ機になったのだが、 まだちゃんと移行作業をしていないのでバックアップ作業から。
まず、Xperia Companion をインストールする。
Z2をPCと接続するとソフトウェアの更新があるらしい。
現在のバージョンは 23.1.B.1.197、更新は 23.1.B.1.317。
今回のアップデート内容
下記以外にも、より快適にご利用いただくための更新や一部仕様および表示変更などが含まれています。
改善される事象
内蔵電池の寿命を長く維持するため、充電量を調節する機能を追加します。
本アップデートにより、内蔵電池の寿命をより長く維持するために、充電制御を最適化しております。 なお、端末の連続待受時間、連続通話時間などが短くなる場合があります。 本機能は設定の「端末情報」⇒「機器の状態」⇒「充電方法の最適化」で変更できます。
電池の寿命を伸ばすアップデートとのことなので、交換前に適用しておくことにする。
アップデートには2GB超の空き容量が必要だが、容量が足りない。
いろいろ削除してから適用した。
そしてバックアップ
結構時間かかった。計っていないが1時間位はかかっただろうか。
電池交換
まず、Z2の分解動画などを見て予習。
電源を切ってSDカードなどは抜いておき、裏ぶたを開ける。
ドライヤーで暖めることで接着剤が剥がれやすくなるとのことなので真似してやってみる。
周りを剥がすのは比較的簡単だが、バッテリーのところにある白い粘着シートが強力で、
剥がすのにかなりの力が必要だった。
開けた状態
この写真だとかなり膨らんでいるように見えるが、粘着シートを剥がそうとかなりの力を使ったため、
その時に伸びたのが大きそう。実際に蓋を開ける前にどれくらい膨らんでいたのかはよくわからない。
蓋の裏
コネクタとネジ2つを抜くとバッテリーが取れた。
新しいバッテリーと違って、日本語メインの表記になっているのが興味深い。
蓋を閉める前に一度起動確認。特に問題はなさそう。起動直後の充電状態は62%だった。
Battery Health test も問題なさそう。
交換前から表示が変わっていない気がするので当てになるのかは不明。
もろもろ問題なさそうなので蓋を閉める。
今回は蓋の接着剤はもともと付いていたものを再利用してみた(バッテリーについていた白い粘着シートは再利用不可なので何もせず)。
汚れを軽く落としてから蓋をはめて、ドライヤーで暖めながら押し込んでみた。今のところ特に外れる気配はない。
取りあえず使える状態に
というわけで、取りあえず使える状態にはなったが、カメラを起動してみると少し違和感が。 X Performance のカメラと比べてみると全体的に白いモヤがかかっているように見える。
蓋側を見てみるとこんな感じになっていた。
ドライヤーの熱で表面の何かが変質したのか、汚れ落としの時に触ってしまったのかわからないが、 サブ機だしとりあえず放置。気が向いたらなにか対処するかも。