センニジュウヨン

意味なんてない

大規模接種センターでワクチン接種を受けてきた(一回目)

7月某日、ワクチン接種を受けてきたのでその記録。

地元自治体から接種券が届いたが、自分は優先接種者でない。 となると、地元自治体ではしばらく接種を受けられないようだった。 自衛隊の大規模接種センターなら一般の接種を受け入れているみたいなので挑戦してみることにした。

まずは予約

さっそく予約してみようとしたが、あいにく枠は空いていなかった。 キャンセル待ちなら可能性があるようで、キャンセルが入るたびに随時予約ができるとのこと。 キャンセルは稀にしか発生しない上に、他の人との争奪戦が超高速で行われるなか、 色々頑張ってなんとか枠*1の確保に成功した。

接種当日

寄り道してから行く

予約していた日、早速会場に向かうが、その前にヨドバシに寄った。 家の中で体温計が行方不明だったので買っていく。 副反応で発熱があったときに分かるように買うことにした。 OMRON connect *2で管理できる体温計、超便利。

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その日のうちに欲しかったのでヨドバシで買ったが、¥2,700 だった。(ポイントで購入)

7月29日現在、Amazon なら ¥2,430 で買えるようなので、待てるならこっちのほうが良かった*3

バスで会場へ

会場へは東京駅から無料シャトルバスが出ているようなので、それを使ってみた。

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丸の内南口付近の看板
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シャトルバスの列

謎の経路だったり信号に引っかかったりして、会場が近い割に到着は遅かった。 下手すれば歩きのほうが早いかもしれない。 でも暑さはだいぶ回避できるので使ったほうがマシか。 他のバス利用者を見ると、皆自分より年上、ほぼ高齢者といった感じだった。 バスから降りて少し歩くと会場に到着。

会場にて

はじめに一回目か二回目かなどによって通路が別れて会場に入っていく。

以下、会場内での流れ

1. 検温、持ち物検査

検温は表面温度を見るタイプで、即座に計測されて体温が印刷されたシールが渡される。 持ち物検査は鞄の口を開いて中を見せる程度。

2. 接種券、身分証、予診票確認

多分ここで予約の有無を確認されている。 時間がなくて予診票を書いていけなかったが、この段階で住所氏名などの部分は書かされた。 クリアファイルに必要なものを入れられ、冊子ももらって次の場所へ行くように指示された。 冊子は待機時間に読んでくれ、とのこと*4。 一回目接種者の目印となる首から下げるやつもここでもらったと思う。

3. 予診票記入&待機

予診票の未記入部分をここで記述。 クリアファイルの色ごとに分かれて待機。 使う階ごとに色分けされているみたい。 予約時に指定した会場AとかBとか*5と同じ別れ方かな? 1分も待たずに移動開始。5人くらいのまとまりで本会場へ。 ここまでは本開場前の仮設の建物。

4. 予診

本会場に入ったらエレベータで対象の階へ行く。 エレベータに乗る直前にもクリアファイルの色ごとに待機。 エレベータ内では壁側を向くように指示される。

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壁側を向いてお立ちください
大部屋に入り椅子で少し待つ間に予診票に書いてあることを軽く確認される。 予診ブースへ移動して問診開始。「今日は二回目ですね?」「(おいおい)一回目です」からスタート、大丈夫か? 治療中の病気がないかとか、注射で気分が悪くなったことがないかとか聞かれた。 左肩でいいかの確認をして終了。

5. 注射

隣の大部屋へ移動し、椅子で少し待ってから注射ブースへ案内される。 三角筋への筋肉注射。皮下注射より少し痛い。 シール貼ってもらって、家に帰ったら取ってくださいとのこと。 風呂は入っていい、酒と激しい運動はだめ、などの注意事項を聞いて終了。

6. 接種済証発行 & 次回の予約

数少ない一回目だからなのか、全く並ばなかった。二回目っぽい人たちは並んでるみたいだった。

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接種済証
次回はモデルナなので4週間以上間を空けてということになっている。 最速で予約可能な日に予約した。

7. 待機

接種後15分の待機を命じられる*6。 待機部屋では特殊詐欺防止の映像とか見せられる。 待機部屋を抜ける際に接種券の最終確認があるので、まだ仕舞わないほうが良い。

8. 撤退

案内に従ってエレベータを降り、建物外に。会場入ってから40分くらいで出てきた。

途中散歩したりしつつ帰宅。

気づいたことなど

会場内も年配の人が多めだったが、いくらか20~30代くらいの人も見かけた。 この日は多くの人が二回目らしく、一回目の接種は珍しいようだった。

時間はちょっとルーズに行っても問題なさそう。

予診票ぐらいは書いていこう。

行ってみて

大規模接種センターと言うだけあって、受けに来る人も対応する人も結構な数がいた。 人が大勢いるってだけで少し不安にはなったが、 対応してくれた人達に手練れ感があったのでそこは安心できた。 どこに行くにも何をするにも必ず案内の人がいて細かく指示されて、 自分は何も考えなくてもいいようになっている。 なんだか大量生産されるモノになったような不思議な気分を味わうことができた。 経験が少ない人達に打たれるよりクリティカルなミスは少なそうな気がするので、 まだ接種を受けていない人は検討してみてはどうだろうか。

副反応

発熱や倦怠感は無し。あったのは接種部位の軽い痛みと腫れ程度。

発熱と倦怠感は感染歴があると一回目から起きやすいらしい*7。 逆に言えば、無症状感染などはしていなかった可能性が高いのかな?

痛みは接種4~5時間程度後から意識し始めて、10時間後くらいにピークに。接種部位の三角筋だけしっかり筋肉痛になったような感じ。 その後、少し弱くなりつつも2日目も続く。3日目の終わりくらいにはかなり弱くなった。

腫れは1日目は意識しないとわからない程度だったが、2日目は少し大きくなった。3日目もあまり変わらず。 4日目からだいぶ目立たなくなった。

痛みも腫れも5日目には殆どない状態。

2種のワクチン、どっちがいいのかね

現在日本で使われているのはファイザーとモデルナの2種類。 自治体の集団接種やかかりつけ医の個別接種ではファイザー、大規模接種や職域接種ではモデルナが使われている。 共に mRNA ワクチンで、有効性(発症予防効果?)はほぼ同等とのこと。 また、使っている物質は違えど、化学的な組成はかなり似ているようで、添加物などの構成も近いらしい。 これらの情報だけだとどっちでも同じかなっていう気になってくる。

2回めの接種までに必要な間隔が、ファイザーは3週間、モデルナは4週間という違いはあるが、 効き方がちがうというよりは、そういう設定で治験を行ったからそうなっているだけ、という話をどこかで見た。

副反応で見ると、重篤なものを見るとどちらも稀なようなので、現時点での比較は自分にとってあまり意味はなさそう。 軽症なものについては、モデルナがやや多そう。また、モデルナアームという、モデルナ特有なものもあるみたい。 これらの軽いものについては、どうせ短期間で治るし、効き目の裏返しみたいなところもあるかな、ぐらいにいい加減に受け止めている(根拠は無い)。

モデルナのメリットとしては、長期保管時の温度がファイザーより高くてすむ(-20度、ファイザーは-60~-80度)ことや、 使用直前の保管温度帯(2~8度)での使用期限が長い(30日、ファイザーは5日)こと、希釈が必要ないことなどがある。 これらは打たれる側には直接関係ないが、取り扱いミスなどの事故が起きづらくなる可能性があるのではないか。

総合的に見て、最後のメリットを鑑みると、若干モデルナの方がいいかな、と個人的には思っている。

参考情報

youtu.be

youtu.be

mainichi-kotoba.jp

www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp

www.mhlw.go.jp 健康観察日誌集計の中間報告(令和3年7月21日)

*1:翌日の枠!

*2:スマホのアプリ、オムロンの体重計とも連携させている

*3:ヨドバシも10%ポイント還元なら同じ値段に見えるが、ポイント使うときにはポイント還元無いので、結局Amazonが安い。Amazonならカードのポイントも貯まるし。

*4:途中はスムーズに行ったので、最後の待機時間以外に読むタイミングはなかった

*5:予約時は一択で、自分では選べなかった。年齢とか地域とかで分類されてるんだろうか

*6:二回目だと30分?

*7:参考情報にあげた「健康観察日誌集計の中間報告」に詳しい情報あり。ほかにも副反応について興味深い内容になっている